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【ティーナ16歳、トンネルの中の青春】 ティーナ・S&ジェイミー・パスター・ボルニック

2001年6月21日 初版
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ニューヨーク、グランド・セントラル駅の地下に住みついた
家出少女ティーナの悪夢のような4年間。

ドラッグ中毒、盗み、詐欺、レイプ、そして、愛する親友エイプリルの自殺。
壮絶な体験の果てに、更生への第一歩があった・・・・・・・。
ホームレス生活から生還した少女の奇跡のノンフィクション。

(帯より)




母親が家に男を連れ込むので、家がイヤになって家出して、ドラッグにハマって地下に住んでた、というだけの話。

この本を10代の頃に読んでたら、それなりに感動したかも知れないが、世の中のいろんな事を知った今になって読むと、
「甘えてるよなー」
しか思えない。

戦争で焼け出され、仕方なく地下に隠れて住んでいるのなら話は別だが、ティーナは自ら進んで、
「大人は命令ばっかりするんで、ウザイ」
という理由だけで地下に住んでるのだ。
もちろん本人の意思で地上にも出れるし、実の父親の家に泊まる事だって問題ない。

地下生活で、たまたま同世代のエイプリルという親友が出来、彼女がそれは見事に通行人から小銭を貰う術を知っていたので、飢え死にする事もなく、毎日楽しく生きていけたわけだ。

そりゃ不潔だし、レイプされたりもする。
けど、ティーナはそんな事よりも(もちろん歓迎してはいないが)、ドラッグ生活が楽しいのだ。
レイプだって、ドラッグをあげる、と言った見知らぬ男について行って、やられただけだ。

たまたま、ホームレスを支援する人達に廻りあい、ティーナ自身より彼ら自身の方が頑張ったから、ホームレスから抜け出せただけ。


こう書くと、私が冷たい人間だけのように思われるだろうが、(実際に冷血なのは否めないが)、世の中にはティーナなんかより、遥かに劣悪な環境でも頑張ってる人達がいる。


私の知り合いに、バツ1で子供3人を育てている女性がいる。
彼女の子供たちは3人とも、それぞれ何だかの身体的障害を抱えている。
けれど彼女は、その事について悲観的な事をくちに出した事はない。
もちろん、泣いて眠れない日は数えきれないほどあっただろう。
しかし、弱音は吐かない。
生活保護だって絶対に受けない、と日々、頑張っている。

友達を信じたために借金の保証人になり、深夜まで働いてる人を知っている。

知能が平均より低くて、どんな仕事でもすぐクビになるが、めげずに働いてる人を知っている。


これらの人達は、物語的な人生を歩んでいるが、本人はそれを本にしようなんて考えていない。
日々、精一杯だからだ。

ティーナの場合は、ティーナの人生がテレビで放送され、それに目をつけたライターが文章に起こした。
ティーナ本人に「本にするために文章にしろ」と言っても、やらなかっただろう。

この本は不良が更生しただけで、ちょっと風変わり(ホームレスなのに白人少女)だから、みんなに支援されたというだけの物語だ。
ティーナが白人じゃなかったら、こんなに支援が集まっただろうか?





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Theme: 読んだ本 | Genre: 本・雑誌

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