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【脳内ポイズンベリー】

佐藤佑市監督/2015日本

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誰か、あの帽子の意味を教えてください。



櫻井いちこ(真木よう子)は出版社の飲み会で出会った、早乙女(古川雄輝)が気になっており、偶然、再開した時、声をかけるかどうかで迷っていた。
櫻井いちこの脳内では、理性を司る議長の吉田(西島秀俊)、ポジティブ石橋(神木隆之介)、ネガティブ池田(吉田羊)、衝動ハトコ(桜田ひより)、記憶係りの岸さん(浅野和之)が会議をして、声をかける事に決定した。
早乙女を誘い、その日のうちにベッドインした、いちこだったが、いちこの優柔不断さが誤解を生み、2人の関係はぎくしゃくしていた。そんな時、いちこの携帯小説を本にする話が持ち上がり、担当の越智(成河)と出会い、越智から告白させる。





少女漫画が原作です。
少女漫画を読まないので、原作のイメージすらつかめなかったのですが、本当に原作もこんな話なんですかね?

30歳にもなる女が、ひとめ惚れの23歳の男、早乙女くんに告白。
早乙女くんのことを、何1つ知らないのに、年下男子に「好きです」と言うなんて、なかなか自分に自信があるんだなー、と思いきや、過去に結婚寸前までいった男性と破局しており、恋愛臆病なんだそうです。

いやいや、恋愛臆病だったら、相手の脈を調べもせず、告白しないから。
内心、自分の美貌には自信があるんでしょう。


早乙女くんは、美大を卒業してバイトで食いつないでるアート系男子なので、普通の人とは、ちょっと感覚が違います。
女性の年齢も特に気にしていなければ、相手が結婚してても関係ない、という男子です。
そんな2人は付き合い始めるのですが、

早乙女
「いちこさん、この前、誕生日だったんだって?」

いちこ
「うん、30になったんだ」

早乙女
「ないわー」

いちこ、その場から逃げ出し、部屋にこもって失恋 → もう死んでやる → 死ぬ前にケーキ食べ放題しよう。

という、とっても乙女な行動をされます。
で、早乙女くんから着信。
早乙女くんは、「(30には見え)ないわー」と言っただけ、とのこと。

日本語は正しく使わないと誤解を生みますね。



越智さんの方も、当初から、いちこが気になっており、積極的に行動してきます。

・泣いてるいちこに、いきなりキス。

・いちこに好きなタイプを聞き、「俺はそこに入ってる?」と聞いてくる。

・いちこに彼が居ると告げられても、「結婚前提で付き合って欲しいから考えて欲しい」と言う。

・いちこが「彼と別れた」と電話で告げると、「今から告白しに行くから、そこで待ってて」とタクシーに乗る。

そう言って、タクシーで来る越智さんを、
いちこはブッチして、彼の元に帰るんですよね。

いちこは、こんなに勝手なことをするタイプなので、当然、恋人の早乙女とも、揉めまくりです。
で、悪いのは、どう見ても、いちこなんですが、
「早乙女くんも変わってくれるハズ!」なんて考えており、自分はこれっぽっちも罪悪感はありません。
なぜか、まったく悪くない早乙女くんのせいにされており、
当然、越智さんに対しても悪いとも何とも思ってません。


こういう、自覚症状のないヤツって、本当の悪人です。
どうして誰も殴らないんでしょうか?
ま、殴ったところで理解しないタイプでしょうが。



こういう身勝手ないちこの考えを、脳内でそれぞれの個性が会議している、という設定なんですが、会議というよりケンカしてるだけです。
衝動ハトコが、うるさくってうるさくって、イライラします。
頭の中に、あんなガキンチョの衝動ハトコを飼ってるんだから、そりゃ、いちこの精神年齢も幼いハズよなー、とは思いますが。
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さんざん悩んで、まわりを振り回して、傷つけて、終いには恋人の早乙女くんに、
「あなたが好き。でもあなたと居る私が好きじゃない」
という理由でフリます。

自分から告白しといて、この態度。
恋人に言いたい事を全部言えないのは、そんなの本当の自分じゃない、という、いちこ的な理由なんですが、
いやー、普通はそうですよ。
恋人だからって、なんでもかんでも言っていい訳もないし、言いたい事があるなら、ちゃんとオブラートに包めばいいんですから。

早乙女くんは頑張りましたよ。
いちこのために、エンゼルフィッシュとチューリップのオブジェを作ってプレゼントします。
そのオブジェの説明を求められ、早乙女くんは、
「魚とチューリップ、どちらかが息が出来ない」
と言うんですが、これが2人の関係を暗示してたんでしょうね。
ちゃんと息が出来ない、といちこは去って行きました。

しかも、さっきまで恋人だった彼のことを、
「早乙女」
って呼び捨てにしてました。


これって地味にショックだろーなー。



そんな、身勝手ないちこは、
携帯小説はバカ売れ、次回作もヒット。で、映画化決定。

しかもラスト、次の恋のきっかけの描写で幕。
(あの靴の人は越智さんなんだろうか?)

いやー、こういう人の方がいろいろ幸運を手に入れるのかもねー。



それにしても、始終いちこが被ってた帽子。
何かのメタファーなんでしょうか?
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コメント

初コメ失礼します

こんにちは。
ヒゲハゲ観察者のタカハシと申します。
以後御見知り置きください。
いちこの赤い帽子はすばりイチゴを表しているんだと思いますよ。
タイトルが脳内ポイズン『ベリー』ですから。
映画オリジナルの小道具で、なかなか良い発想だと私は思いました。
原作マンガも読んでますが、うまい具合に両方リンクしていて、そこいらへんは漫画が原作の映画としては素晴らしいと思います。

2015/06/20 (Sat) 23:57 | ケフコタカハシ #oibKWSZc | URL | 編集
タカハシさん

はじめまして。
こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。

あぁ、イチゴか~。
そうですね、言われてみれば名前も「いちこ」さんですもんね。

原作とも、うまくリンクしてるんですか。なるほど。
今度、漫画、買ってみます。

教えてくださって、ありがとうございます!

2015/06/21 (Sun) 07:20 | さすらいのたぬきち(メス) #- | URL | 編集

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