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【チャップリンからの贈りもの】

グザヴィエ・ボーヴォワ監督/2014フランス
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チャップリンの棺誘拐の実話をベースにした人情コメディ。



1977年。スイスのヴォー州。
オスマン・ブリチャ(ロシュディ・ゼム)は、刑務所から出所する親友エディ・リカルト(ブノワ・ポールヴールド)を迎えに行き、自分の家の庭にあるボロトレーラーハウスに住めるように手配していた。
エディはひとり者だが、オスマンには家族がおり、妻は入院中で残された娘と慎ましい生活をしていた。
お金に困っているエディは「チャップリンの遺体を盗む」という計画を立て、嫌がるオスマンをなだめすかし手伝わす。
棺ごと盗むのには成功したが、身代金要求がうまくいかない。
妻の入院費をなんとしても出費しないといけないオスマンは焦り出す。






チャップリンが1977年12月25日に死去し、翌年その遺体を盗んで身代金を要求した2人の貧しい移民がいた。
という実話の事件がベースになってます。

この映画の製作にあたって遺族が全面的に協力。
チャップリンの娘役に実の孫娘が。
サーカスの支配人役に実の息子が登場しています。

チャップリンの運転手だった日本人、高野虎市がよく働いたおかげで、チャップリンは日本を気に入った、というエピソードがありますが、映画に出て来るチャップリン邸は実際に住んだ場所で、その庭には見事な桜が咲いてました。

チャップリンを題材にしてるだけあって、映画もチャップリン映画へのオマージュになっており、チャップリン映画に出て来るような貧しい庶民、映画に出て来るような家、あえてセリフでなくサイレントで綴るシーンなど、チャップリン映画好きには、いろいろな発見がありそうです。


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犯罪劇でもあるんですが、犯人2人のマヌケっぷりが酷くて、どう見ても失敗するような展開でした。
主犯のエディは、
フランス語が得意で、本が大好き
という設定なんですが、すぐキレる浅はかなタイプで、とても読書家には見えません。
身代金要求も、もっと考えてすればいいものの、感情のまま怒鳴ったり、身代金の値下げをしてみたり、滅茶苦茶です。

オスマンは信心深く、超真面目。
犯罪に関わってしまった事に悩むのですが、妻の入院費を払わなければいけなくなり、暴走します。

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そんな時にエディは、サーカス団のローザに恋します。
ローザを演じるのは、キアラ・マストロヤンニ。
父は、『甘い生活』『ひまわり』のマルチェロ・マストロヤンニ。
母は、『シェルブールの雨傘』のカトリーヌ・ドヌーヴを持つ、超サラブレッドです。

仕事がなかったエディはローザの頼みにより、サーカスの道化師役で働くことにします。
この楽屋が『ライムライト』っぽかったですね。
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身代金の要求時に、オスマンが「次に電話するのは3時だ」と時間指定し、義理堅く3時に電話したせいで、見張っていた警察に捕まってしまいます。
オスマンは当初、エディを守るため、「自分1人の犯行だ」と言うのですが、チャップリンの秘書を務めていた男に何か耳打ちされ、あっさり白状。

裁判で有利な判決を貰い、チャップリン家から妻の入院費を払って貰います。
無事に妻が退院し、親子3人でチャップリンの墓参りをして幕を閉じます。


贈りものって結局、ささやかな幸福、人生の続きって事なんでしょうね。


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