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【フレンチアルプスで起きたこと】

リューベン・オストルンド/2014スウェーデン、デンマーク、フランス、ノルウェー
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男と女、独身と妻子持ちで、見方が変わる





フランスの高級スキーリゾート地にやって来たスウェーデン人一家。
普段は仕事に忙しい夫のトマス(ヨハネス・バー・クンケ)、その妻エバ(リーサ・ローヴェン・コングスリ)、娘ヴェラ(クララ・ヴェッテルグレン)と息子ハリー(ヴィンセント・ヴェッテルグレン)。
2日目、ホテルのテラスで食事を取っていた一家は、雪崩に遭遇する。雪崩が起き、子供たちを守ろうとする妻。それに反して、我先に逃げ出した夫。
一家は何事もなかったかのように振る舞うが、妻の心にあるわだかまりが、だんだん大きくなり不満をくちにするようになる。






「人間は自然の大災害のような突然起きた予期せぬ事態でどのように行動するのか?」
とは、監督が考えていたテーマです。

誰にでもありえる場面を想定し、自分ならどうするか? パートナーにはどうして欲しいか? という、お題が投げかけられる作品です。

雪崩に遭遇した一家。
とっさに子供を守ろうとする妻と、とっさに逃げ出した夫。
雪崩が収まると、夫は何事も無かったかのように席に戻り、食事の続きを始めようとする。
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夫は「結果、無事だったから良かったじゃないか」と言うが、妻は納得できない。

人間ですから身の危険を感じて、とっさに逃げ出す事だってあるでしょう。
問題は、自分の行動を反省し、その後で、どうフォローするか?
という点だと思いますが、映画の夫は「知らんぷり」「自分は悪くない」「自分は逃げてない」など言うので妻の怒りのボルテージを上げてしまったんですね。

毎日、2人で話し合うが埒が明かず、妻はホテルで知り合っただけの人に自分の不満を聞いてもらおうと、食事に誘っては夫の行動を非難する。

妻の行動は、まさに女そのもの。
ヒステリックになったり、せっかくの食事の時間も人の話も聞かず、この出来事の話ばかり。
この辺りを、「あるある」と笑えるかどうかは、普段の生活環境によると思います。

執拗な妻の攻撃に、だんだんと追い詰められていく夫。
夫婦の話を聞いて感化されるカップル。

とうとう夫は大泣きしてしまい、自分を責めます。
泣いてる夫を慰めようと、夫に抱き付く子供たち。
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そんな事があっても、やっぱりこの一家は次の日もスキーをするのです。
その日は夫オススメのコースですが、視界が非常に悪い状態。
こんなとこに来て、また事故にでもあったらどうすんの?と、妻が言ってもいいようなのに、そんな事は言わず、家族はスキーを始めます。
すると妻がはぐれてしまい、助けを呼ぶ声が。
勇んで夫は妻を助けに行き、お姫様抱っこで戻って来ます。
名誉挽回ってとこなんでしょうか。

そしてバカンスから帰る事になり、バスで山を降りるシーンになります。
バスの運転手がおそろしいほど下手くそな運転で、妻は「ここで降りる」と、ブチ切れてしまい、結局、1人の乗客以外はみんなバスから降りて、延々と続く道を歩く事になります。

そこで妻は、知り合った男性に、
「娘が疲れてるから抱いてあげて」
と言うのです。
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自分が担ぐのでもなく、夫に頼むのでもなく、さんざん迷惑をかけた赤の他人に、そんな事、頼むって・・・・・。
このシーンで私は妻に同情できなくなりました。

そもそも雪崩で怖かったんだし、子供たちもショックで口数が少なくなるほどだったんだから、帰れば良かったのに。
なんで、スキー続けるんでしょうね?
ちょっとよく分かりませんでした。

そして、この妻、夫を追いつめて、夫が「自分は最低だ。自分が嫌いだ」と泣く姿を見て、満足した部分もあるようですが、
夫、泣きながら、
「浮気した」
とか言ってましたよ。そこ、欧米の人ってうるさいんじゃないんですか?
スルーしてましたけど、また後から思い出して、ネチネチ言うんでしょうね。

これ、夫側の立場で考えれば、「そんな些細な事でなんで嫁は怒ってんの?」の連続なんでしょう。
過ぎ去った事をほじくり返して、あーだこーだ言うなんて、女はなんでいつもそうなんだ!という気持ちになった事ある人は、夫の気持ちがよく分かるんだと思います。



この作品、カンヌ国際映画祭で発表され、
外国語映画賞で最多の15冠を獲得。
ハリウッドのリメイクも決定しています。


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