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【ボヴァリー夫人とパン屋】

アンヌ・フォンテーヌ監督/2014フランス
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フランスで4週連続1位の大人向け、ちょいエロなファンタジーコメディ


父親が残したパン屋を継ぐため、故郷の田舎村ノルマンディーに帰って来たマルタン(ファブリス・ルキーニ)は単調な毎日を過ごしていた。マある日、ルタンの隣に若いイギリス人夫婦が引っ越してくる。夫婦の名前はチャーリー(ジェイソン・フレミング)とジェマ(ジェマ・アータートン)のボヴァリー夫妻。奇しくも、フランスの文豪ギュスターヴ・フローベールの小説「ボヴァリー夫人」と同じ苗字だった。「ボヴァリー夫人」の小説にジェマをなぞらえたマルタンは、妻に呆れられながらも、ジェマの行く末が小説と同じ「ヒ素で自殺」なのではないか、と心配する。




文学上の写実主義を確率した、と言われるギュスターヴ・フローベール。
フローベールが1857年に発表した「ボヴァリー夫人」が、この映画の下敷きになってます。
小説「ボヴァリー夫人」の内容は、

修道院出で夢見がちのエマが求婚され、シャルル・ボヴァリーと結婚。
エマは最初は結婚に憧れていたものの、しばらくすると結婚への熱は冷めてしまい、平凡な生活に幻滅し始める。
そんな頃、夫婦で伯爵の家に招かれる。その豪華な生活はエマにとって「永遠に手に入らないもの」だと気付き、エマは自分が不幸だと感じるようになる。また凡庸な夫の事もイヤになっていた。

妻の気持ちに気付かない夫は、妻のために田舎に引っ越す事にする。そこでエマ下宿人の青年に心惹かれるが、青年は都会に行ってしまう。次にエマは違う不倫相手をみつけ、逢瀬を重ねる一方で、商人の勧めるまま、ツケで贅沢な買い物をするようになる。

夫と共に都会に出掛けたエマは、そこで下宿人だった青年に出会い、毎週、会いに行くようになる。
そしてツケは膨らみ、夫に内緒で用立てたりしていたが、それも追いつかなくなる。
エマはかつて関係があった男性に、片っ端から借金のお願いをするが、取り合ってもらえない。
エマは薬剤師の家でヒ素を飲み、手当の甲斐なく、狂ったように笑いながら死んでいく。

夫は多額の借金がある事がわからず、妻の不貞にも気付いてなった。
最後には妻の不貞の証拠をみつけるが、しばらくのち亡くなってしまう。



小説「ボヴァリー夫人」も特に愉快な話でもないんですが、この小説を、また別の物語として作ったのが、『ボヴァリー夫人とパン屋』の原作になるコミックです。

フランスも漫画が原作になるんですね。
ただ、私がイメージした漫画とは、だいぶ違ってて、これがその原作の表紙。
なんかホラー漫画みたいな表紙ですが。
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この漫画を元に作られたのが、映画『ボヴァリー夫人とパン屋』。

冒頭で主人公マルタンが、
「静かな田舎暮らしができると思ってたが、期待は裏切られた」
と、独り言を言うのですが、

マルタン自身が、近所の噂好きのオバサンみたいに、ジェマの行動をいちいちチェックしています。
どうもマルタンこそが「夢見がち」な人間らしく、当初はジェマの可愛らしさに惹かれていたのですが、早々にジェマを小説「ボヴァリー夫人」に重ねていきます。


ジェマもマルタンの期待通り、
男爵の息子と情事にふけったり、
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昔の男と1回だけ寄りを戻したり、
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と期待通りに動いてくれます。

逐一、ジェマを見張っていたマルタンは、あまりにもジェマが、「ボヴァリー夫人を読んだことがないのに、ボヴァリー夫人的行動」を取るのに本気で心配し、ジェマに忠告します。
が、ジェマは「ボヴァリー夫人」なんか知らないので忠告は無視。
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楽しく情事にふけるジェマに、さすがに夫は愛想を尽かし、とりあえずイギリスに帰ってしまう。

頼る相手がいなくなったジェマは、マルタンが「ジェマの頼み事を断らない」のを見抜いており、頼み事をしたりします。
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そんな人間模様の中、ジェマは誤解が原因で死んでしまいます。
マルタンの想像していた、「ヒ素を飲んで死亡」ではなく、

マルタンの作ったパンが原因で死亡、です。



空き家になったボヴァリーの家に、再び誰かが引っ越して来ます。
マルタンの息子は、その引っ越してきた女性がイイ女で、しかも、
「ロシア人。苗字がKで始まる・・・」
とマルタンに教えます。

マルタンは、
「K・・・・・アンナ・カレーニナか!!!」
と大興奮。
大慌てで、その女性の元に走り、自己紹介をします。

その女性は、本当はフランス人なので、マルタンの奇妙な挨拶に戸惑っていますが。


オチもきっちり笑わせてくれる良い作品です。
ジェマを演じた、ジェマ・アータートンがムチムチしてて、いかにもそそるタイプで妄想を掻き立てる役にピッタリでした。
Gemma-Bovery-Banner.jpg
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2016/12/01 (Thu) 17:04 | # | | 編集

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