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【ラブ&マーシー 終わらないメロディー】

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ビル・ポーラッド監督/2015アメリカ





天才、The Beach Boys のブライアン・ウィルソン。彼の知られざる真実と、その半生。
60年代のブライアンを、ポール・ダノ、
80年代のブライアンを、ジョン・キューザック、
2人で1役を演じてます。




60年代、当時は珍しかったセルフプロデュースという形で全米一のロックンロールバンドになった、ザ・ビーチ・ボーイズ。卓越した作曲能力と美しい声を持つブライアン・ウィルソン(ポール・ダノ)はバンド活動よりもスタジオに籠って曲作りに専念したい、と思うようになっていた。
それから20年後。
精神を病んだブライアン・ウィルソン(ジョン・キューザック)が車の販売店で、メリンダ・レッドベター(エリザベス・バンクス)と出会う。これがブライアンの運命の出会いになるとも知らずに。





冒頭の色あせたフィルムのような映像が、60年代に連れてってくれます。
ザ・ビーチ・ボーイズの有名なエピソードは散りばめられてますし、曲もたくさん流れますが、メインはブライアン・ウィルソンの半生なので、
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彼の天才ぶり、
当時は受け入れられなかった傑作アルバム「ペット・サウンズ」の製作秘話、
暴力を振るって家族を支配し、そして初期のバンドのマネージャーでもあった父との確執、
新しい音楽を追求したいブライアンと、それに反対し「ただ受ける曲」だけを求めるバンドメンバー、
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↑だんだん精神的に追い詰められていく。




20年後、精神科医に支配され、薬漬けにされているブライアン、
ブライアンを献身的に支え、彼を励まし続けるメリンダ。
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これらのエピソードが時系列ではなく、バラバラに挿入されるのですが、60年代と80年代が別の役者なので、いつの時代の話か判断しやすいです。
ブライアン・ウィルソンの大ファンにとっては、「似てない」という理由で面白くないかも知れませんが、役者の演技力が素晴らしいので、顔の問題はさほど気になりませんでした。


ただ、栄光の陰にあるブライアンの天才ぶり、天才故の苦悩と周りから理解されない苦しみ、そして大量の薬の投与で壊れていた時期の話がメインなので、初期のビーチ・ボーイズのような明るい話ばかりではありません。
映画『ジャージー・ボーイズ』は舞台の映画化だったので、音楽を楽しめるシーンもたくさんありましたが、こちらは製作秘話として流れるので、音楽の洪水が続くわけでもありません。

ただ天才ブライアンが、いかに純粋に音楽を追い続けたか、
そして、どん底にあった時、神の采配のようにメリンダと巡り会い、1度はブライアンを忘れようとした彼女が、再びブライアンのために立ち上がり、どう戦ったのか、という真相が描かれています。
ファンは当然、知ってる話ばかりなんでしょうが、ブライアン・ウィルソン公認の映画なので、脚色されず、そのままが描かれてるんでしょう。
その分、エピソードを落とせなくて、極端な盛り上がりや、極端な屈辱シーンを「造れなかった」という気もしますが。


しかし、メリンダと知り合わなかったら、
もしメリンダがブライアンに気持ちが動かなかったら、
ブライアン・ウィルソンはどうなってたんでしょうね?

映画の最後には、ブライアン・ウィルソン本人が歌うシーンが入っています。
ファンは必見の1本です。




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