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【ナイトクローラー】

ダン・ギルロイ監督/2014アメリカ
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全米興行収入NO.1。アカデミー賞脚本賞ノミネート。


人脈も学歴もないため、まともな仕事がなく金属泥棒で日銭を稼いでるルイス・ブルーム(ジェイク・ギレンホール)。仕事を探していた帰り、偶然に事故現場に出くわしたルイスは、「衝撃的な映像を撮ってはマスコミに売るナイトクローラー」と呼ばれるパパラッチの姿を目にする。ナイトクローラーが撮影した映像をすぐさまテレビ局に売り込む姿を見て、ルイスもナイトクローラーになるためカメラと警察無線を手に入れる。
やがてルイスはスクープを次々と手に入れるようになっていく。







主演はジェイク・ギレンホール。
父は監督、母は脚本家、姉は女優と映像関係の一族です。
父親のスティーブン・ジレンホールは映画も撮ってますがテレビも多く、『ツイン・ピークス』や『メンタリスト』などの監督をしています。

ジェイク・ギレンホールはたぶん脚本で仕事を選んでると思うのですが、いつもストーリーが気になってしまうような、そそられる作品に出ています。
今回の『ナイトクローラー』は激ヤセして撮影に挑みました。
もともとの大きな目が、痩せて、ますます人形のようなギョロ目になってました。
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監督はダン・ギルロイ。
脚本も手がけてます。
この人も芸能一家で、父親はピューリツァー賞受賞の脚本家、兄トニー・ギルロイは『ボーン・レガシー』の脚本、監督をしています。『ボーン・レガシー』は、ダン・ギルロイとの共同脚本です。
ダン・ギルロイの双子の兄はジョン・ギルロイは映画編集者。『ソルト』『パシフィック・リム』そして今作『ナイトクローラー』を手掛けています。


撮影はロバート・エルスウィット。
今作では、この人の力も大きいでしょう。とにかく映像が詩的で美しく、それでいて温度を感じるような夜。なにげない風景のはずなのに、語りかけてくるように息づいており、絵ハガキのように映像が心に残ります
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『ブギーナイツ』、『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』、『インヒアレント・ヴァイス』、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』など有名作品を多々、手掛けており、アカデミー賞最優秀撮影賞の受賞経験もあります。




主人公のルイスは、まともに学校も出ておらず、友人もいない。
しかしネットでビジネスに関して勉強しており、会社勤めの経験がないくせに、理屈だけは超一流の事を述べます。
それをまた恥ずかしげもなく年上の人にとうとうと語り、思った事をくちにし、人との距離感がわかってないタイプです。
こういう人、現代では多いんでしょうね。
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自分自身に自信があり、チャンスが無いだけだと感じてる若者・・・・・・ルイスが「撮影する」だけで、一流にもなれるし、大金も稼げると知り、ナイトクローラーの仕事にのめり込みます。
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ルイスは人として「思いやり」に欠けており、部下として雇った男を平気で罵倒します。
また年上の仕事相手である、弱小テレビ局のディレクター、ニーナ・ロミナ(レネ・ルッソ)を口説いたり、罵ったりします。
ちなみに、ディレクター、ニーナ役のレネ・ルッソは監督の奥さんです。
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相手の感情を気にしないルイスは、違法行為でも気にせず、ディレクターが希望する「裕福な白人が郊外で事件に会う」ような映像を撮影してきます。
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その過激さはますますひどくなり、とうとう最後には「事件を演出」するまでになるのです。
そして主人公は悪びれることなく、仕事として、ナイトクローラーを続けて行くのです。
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主人公が善悪の判断がゆるいせいか、仲間の死すら映像に残すような人物なのですが、それは今の世の中にありふれている人々の姿にも見えます。
特に悪質な人間ではないのに、人の不幸に便乗し、金に換えてしまう人物。
そして、安全な場所から、第三者として見ている我々。
現代社会が求めるからこそ、ナイトクローラーがいるとしか思えません。


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