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【さよなら、人類】

ロイ・アンダーソン監督/2014スウェーデン、ノルウェー、フランス、ドイツ
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『バードマン』を抑え、ベネチア国際映画祭金獅子賞作品。

おもしろグッズのセールスマンをする2人の男、サム(ニルス・ヴェストブロム)とヨナタン(ホルゲル・アンデション)。2人は、「ドラキュラの牙」「笑い袋」「歯抜けジジイのマスク」を売り歩いていた。行く先々で2人は、おかしくて愚かで、それでいて愛おしい、普通の人々に出会う。





スウェーデンの映画監督、ロイ・アンダーソンは、2作目の映画が興行的に失敗したことから25年も映画から離れ、広告の仕事をしていました。
その時代は、カンヌ国際映画祭で8度も受賞しています。

そして機は熟したのか、今回の3部作を発表します。
『散歩する惑星』で、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。
『愛おしき隣人』で、シカゴ国際映画祭監督賞などを受賞。
今回の『さよなら、人類(原題を直訳すると、「実存を省みる枝の上の鳩」)で、金獅子賞を受賞です。



とにかく病的にこだわる監督で、
全39シーンを、固定カメラ、1シーン1カットで撮影。
巨大なセットを組み、1シーンに撮影が1ヶ月程かかってます。
すべて同じ灰色の世界で、緻密に計算つくされた世界です。
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シーンを1つの絵画、と言う人もいましたが、私はアメリカのひとこま風刺画のような印象を受けました。
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ワインを抜こうとして力み過ぎて亡くなる男。
若い男性生徒の体をまさぐりまくる女性ダンス教師。
死ぬ間際でも宝石の入った鞄を手放さない老婆。
船酔いするから船長を辞めた男。
バカバカしいけれども人間らしい人々が出て来て、淡々と語ります。

が、その語りが淡々とし過ぎ、そして色合いの変化が乏しく、眠くなる人がいるのも納得。
実際、映画館ではイビキが響いてました。

人間の愚かさ、それでこそ人間である、という哲学的な映画です。
笑いに関してはシュールすぎるし、テンポがゆったりめなので、笑えるかどうかは、その人の感性にかかってるでしょう。

私は個人的に、女性ダンス教師が、
「17歳年下の男に惚れて追っかけまわしていた知り合いの女」
を思い出させてくれて、そういう意味で笑えましたけど。
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ちょっと疲れる映画でもありましたので、この後、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の2回目の鑑賞に出掛け、気分転換をしました。



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