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【ダライ・ラマ14世】

光石富士朗監督/2014日本
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ダライとは、モンゴル語で「大海」、ラマとは、チベット語で師を意味します。


チベットが中国に侵略され、蹂躙されている歴史と共に、インドに出来た亡命政権での活動、法王猊下の言葉、法王猊下への質問、そして法王猊下の人柄など。





法王猊下は今年80歳。
日本人とチベット人にある共通の遺伝子Dグループは、長寿の遺伝子ではないか?と言われてますが、80歳なのに、まだ世界を飛び回り、講演をしている法王猊下。

非暴力を貫く法王猊下の考えを、インドにある亡命政権は受け継いでいますが、チベット在住の人々の中には、法王猊下の非暴力では国を取り戻せない、とし暴力で取り戻す、という思想の人もいるようです。


チベット問題に関して、この作品では深くふれていません。

・中国に関しては、これまでの発表と同じく、「非暴力」「高度な自治区を希望し、独立を希望するものではない」「土地や資源は差し出すからチベット人の人権を守って欲しい」と述べるにすぎません。
法王猊下自身はこの質問に飽き飽きしてるようでした。

・法王猊下の転生は「高僧の予言」によって導かれるのですが、その予言をする高僧パンチェン・ラマ11世は、ゲンドゥン・チューキ・ニマという少年なのですが、11世認定発表の3日後に、中国に拉致され、いまだ行方不明です。
作品では出て来てません。




法王猊下に、一般の日本人からの質問に答えてもらったり、
チベット亡命政権があるインドのダラムサラなどで、子供たちがどんな生活をし、どんな教育を受けているのか、などが紹介されています。
子供たちが、「勉強が大好きだ」「将来、チベットの国にとって役立つ人になりたい」と、くちぐちに言う姿は、日本の教育というものについて考えさせられるシーンです。
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ドキュメンタリーとしては、いろんな事を詰め込み過ぎて、焦点がぼやけている作品です。

チベットの歴史を言いたいのか、
法王猊下のお言葉を言いたいのか、
チベット問題を知らない日本人に啓蒙したいのか、
亡命政権の子供たちの姿を見せたいのか、
チベット仏教のしきたりを教えたいのか、


いろいろありすぎて、逆にチベット問題を知らない人には伝わらないと思います。
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そして、この作品の1番悪いところは、最後の部分に、
原発問題や沖縄問題を挿入してくる部分です。
法王猊下のドキュメンタリーに、まったく関係ない話です。
法王猊下を使って、個人的な思想を演出するのは最低です。
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