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【夏をゆく人々】

リーチェ・ロルヴァケル監督/2014イタリア、スイス、ドイツ
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第67回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作。


イタリア・トスカーナ地方の人里離れた地に暮らす一家は養蜂で生計を立てている。
気難しい父ヴォルフガング(サム・ルーウィック)、妻アンジェリカ(アルバ・ロルヴァケル)、そして4人の娘。
息子が生まれなかった父ヴォルフガングは、長女のジェルソミーナ(マリア・アレクサンドラ・ルング)に養蜂のすべての技術を伝授し、ジェルソミーナは父ヴォルフガングを凌ぐ天性の才能を発揮していた。
村ではテレビ番組の撮影が行われることになり、ジェルソミーナはその番組に出演したいと考えていた。
そんな頃、父親は金銭目的で、ドイツの不良少年の「更生プラン」を受け持つ事を勝手に決め、1人のドイツ人少年が家にやって来ることになる。







監督のリーチェ・ロルヴァケル監督は女性で、長編2作目でカンヌグランプリ獲得です。
この他には短編を1本、ドキュメンタリーを2本しか撮ってませんので、これから活躍する人でしょう。
ちなみに、今作で母親役を演じたアルバ・ロルヴァケルの実の妹です。
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長女役のマリア・アレクサンドラ・ルングは監督が自らスカウトし、演技経験のなかった彼女を指導し、蜂に慣れるために撮影前にかなり長い時間、蜂と過ごしたようです。
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ちょっと昔の田舎だったら、こんな生活だったんだろう、と思わせる家族です。
横暴で、自分勝手で、言葉遣いが悪く、癇癪持ちの父親。
なんであんな男に惚れたのか?と思わせる母親。
妹3人の面倒と、養蜂の仕事を一手に任される長女。

長女はたぶん学校に行ってるんでしょうが、学校のシーンは出て来ませんが、同級生らしき少女たちと会話するシーンはあります。
同級生の女の子が小ぎれいにオシャレをしているのに、長女は誰かのおさがりのようなセンスの遅れた服しか着てません。
この辺りに少女が世間から取り残された環境にいるんだな、と感じさせます。
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下の妹2人は裸のシーンが多く、確かに田舎で、人の目がない場所ならそうなんだろうなーとか思うのですが、欧州で裸の少女を映画に出していいんか?という勝手な心配だけしてしまいました。
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村にテレビ局が訪れ、この地方の人々で、「一家で昔からある仕事に携わってる人」の出演者を募集します。
優勝家族には、それなりの賞金も用意されてます。
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養蜂に関する法律が変わり、家族は製造場所の改築のため、お金が必要です。
しかし、父親は、
「そんな法律、誰もこんな田舎まで調べに来ない。ほっておけ」
「金なんかいらん」
と、聞く耳を持ちません。
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長女は、どうしてもテレビ番組に出場したく、父親に頼みますが、すげなく断られます。
そこで勝手に応募します。

そんな頃、息子が欲しかった父親は、更生プログラムとしてドイツ人少年を受け入れます。
この子がわりと男前なんですが、言葉もあまり通じません。
しかし長女はほのかな恋心を抱くのです。
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ある時、父親と母親は街に出掛けます。
そして父親は勝手に、家族の全財産をはたいてラクダを買って来ます。
母親は離婚すると大騒ぎ。

絶望的にお金がなくなった家族は、なし崩し的にテレビ番組に出るのですが優勝できず。

テレビ番組の撮影が行われた島で、長女とドイツ人少年にキスしろ、と居候の親戚のオバサンがけしかけます
逃げ出すドイツ人少年は、行方不明に。

翌日、長女は島までひとりで泳いで行き、洞窟に隠れてる少年と何もせずに時間を過ごし、家に戻って来ます。

庭でマットをひいて横になってる家族。
長女はそこにもぐりこみます。
(なぜか、この父親は外にマットひいて寝ている)
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なんかファンタジー的だとか、
少女が大人になっていくだとか、
そういう感想を目にしましたが、個人的には不愉快になる映画です。
なぜなら、自分の父親と、子供の頃の自分を見てるみたいだったからです。
ま、私の父親は映画の父親より酷いですけど。

ただ匂い立つような作品で、それでいて、こぼれた蜂蜜を集めるシーンなどは非常に不器用で、長女の「教育を大事にしない親のせいで知恵が回らない子になってる」ように思えるシーンなど、何かしら印象に残る作品です。

この姉妹が将来、どんな道を歩むのか?と考えてしまう作品でもあります。
それにしても、逃げ出したドイツ少年、あれからどうなったんでしょうね?



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